ようこそ、「高杉の!読みすぎ!書きすぎ!しゃべりすぎ!(仮)」へ。
投稿第二弾となります。いまだに使い勝手が分かっていませんが、
とりあえず、閲覧可能な状態にはできているそうなのでよかったです(笑)
(ちなみに第1弾はこちらです。よかったらゆる~く覗いてください)
本日ご紹介する書籍はこちら!
著書名:高杉晋作
著者名:童門冬二
出版社:PHP文庫
です!ページ数は約240頁くらいです。
前回の投稿でも簡単に自己紹介をさせていただきましたが、
私、歴史小説が好きなのです。
歴史小説全般が好きというよりかは、歴史上の人物の癖や生い立ちから学ぶことや感じることが多いので、「歴史上の人物から学ぶことが好き」という方が正しいのかもしれませんね。
そして、今回ご紹介するのが「高杉晋作」です。
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ええ。なんとなく皆さんの声が聞こえてきますよ。
「お前の苗字と同じ人物を選んできたな。」と。
否定はしません(笑)
ここだけの話、私の本名は「高杉」ではありません。
高杉晋作が好きなので、少々拝借いたしました。
んで、ブログの「~すぎ」にかけ合わせてみようかな・・・と。
(米沢藩主「上杉鷹山」も好きなので、どちらにしようかと迷いました。)
まぁ、私自身については、こんな感じでちょいちょいゆるく紹介していきますので、それはそれでお楽しみにしていただけたらなと思います。(そんなもん需要あるんかな?)
さて、ブログの本旨に戻りますが、
今回ご紹介する「高杉晋作」はこのような方々にオススメですよ。
- 師匠と弟子のあり方を見てみたい。
- 人生の生き方を「自分で」選ぶ生き方を見てみたい。
多少歴史に興味がある方なら、「高杉晋作」「吉田松陰」「奇兵隊」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。
そんな高杉晋作は29歳にして人生の幕が下りるんです。
そのような短命にしながら歴史に名を残すのは、やはりそれだけ彼の生き方が凄まじいものだったことの証左なのでしょうね。
彼が息を引き取る直前に読み上げた辞世の句は「おもしろきこともなき世をおもしろく」
高杉晋作が生きていた時代は幕末でしたので、日本国内の政治はかなり揺らいでいる時代なんですよ。だから、多くのしがらみや縛りが多かった。
そんな時代を生きる高杉晋作の魅力的なところは、そのような制限(=おもしろきことのない状態)を自らの意志で乗り越えている(=おもしろくする)ということだと思います。
さらに高杉晋作を語る上で外せないのは何よりも師匠「吉田松陰」の意志をことごとく継承しているという点だと思います。
しかも、それを自分の状況と照らし合わせて、忠実に実行段階まで咀嚼して行動に移している点も特筆すべきことだと思います。
高杉晋作は、師である吉田松陰が監獄に入れられた際も、他の松陰門下生は師匠を遠ざかってしまったにもかかわらず、「最後まで自分が手を尽くす」と決め、牢獄の役人に賄賂を与えるなどして、吉田松陰がひどい目に遭わないように尽力するんですよ。
それほどの師弟関係って素敵だなと思います。
他にも高杉晋作の「生き方」を物語るエピソードはありますが、紙面の都合上、割愛します。(吉田松陰の遺骨を運ぶシーンは是非とも読んでいただきたいです!)
そして、ここで作者「童門冬二」さんについて少し紹介させてください。
童門冬二さんは、かつて東京都庁にて勤務しており、人事管理や組織運営の要諦を学んだこともあり、歴史小説につなげているんですよ。
しかも、歴史上の文献などもしっかりと下調べしたうえで小説を書くため、ノンフィクションの内容を記載しています。
そのため、童門冬二さんの作品は政治・経営などの現代でも見られる問題点を歴史上事実と対比して解決方法を記載しています。
だから、歴史事実を読んでいるのに、いつのまにか会社組織や政治家のあり方などマクロな目線に立っている自分がいます。
さらに、童門冬二さんの書籍は「学生の頃は日本史嫌いだった」なんていう人もかなり読みやすいです。そういった意味では社会人の教科書として読めるような作品がたくさんあります。
私が読書を好きになったきっかけは童門冬二さんの書籍がきっかけですし、童門冬二さんの作品の中で組織論などが記載されるため、経営学(とりわけ組織論や人材マネジメント)に関心が強くなりましたからね。
それほど、童門冬二さんの作品は「純水な学び」と「純粋なおもしろさ」が溶け込んでいるものが多いです。
また別の機会で童門冬二さんの作品を紹介させていただきますね。
【高杉の今日のチラ見せ】
・人間には、確かにあれもやりたいこれもやりたいという欲望がある
・しかし、その欲望に対して、人間の能力はすべてには対応できない
・場合によっては、たったひとつ選んだ目的でさえ、それをやり得る能力を欠いている場合がある
・そうなると、まず自分の能力の程度を知ることが必要で、その能力んみ見合った目的を設定することが大切だ
・しかし、自分の能力の限界や、自分に何ができるかという目的の設定は、必ずしも自分自身では判断できない
・それを二つながら確保するためには、やはり他人の意見を聞かなければならない。見聞を広めることだ。
「見聞を広めること」
これはいわゆる読書による仮想体験であり、直接人と語り合って自分を見つめなおす対話のことなのでしょうね。
それでは、次回も「高杉の!読みすぎ!書きすぎ!しゃべりすぎ!(仮)」をお楽しみに!