高杉の!読みすぎ!書きすぎ!しゃべりすぎ!(仮)

読んだ書籍について紹介するブログ。時折、労働法関連についても役立ちそうなことを紹介します。

読みすぎ記録No.04【決断力/羽生善治】~あなたの決断は戦略的か?棋士と戦略コンサルタントは似ているのか?~

梅雨入りしてきましたね。じめじめし始めるの嫌ですね。

あ。本日も「高杉の!読みすぎ!書きすぎ!じめりすぎ!(仮)」にお越しいただきましてありがとうございます。

 

今日の「読みすぎ記録」としてご紹介するのは、

 著書名:決断力

 著者名:羽生善治

 出版社:角川新書

です。

 

f:id:Y-Takasugi:20190601011605j:plain

今でこそ藤井聡太さんがテレビで取り上げられることも多くなったため、将棋界についても関心が強くなっているのではないでしょうか。

その将棋界を語るときに欠かすことのできない人物——羽生善治さん——のベストセラーである「決断力」を紹介します。

 

この「決断力」はこんな人におすすめです。

  • コンサルティング思考に触れたい。
  • 決断にいたるまでの思考プロセスについて知りたい。
  • 勝負ごとに臨む姿勢が知りたい。
  • 純粋に羽生さんが好き。

コンサルティング思考がいきなり出てきたため、少々意外ですよね。理由はあとでご紹介しますので、少々お待ちくださいね。

この本は約200頁ほどですし、難しい用語が使われているわけではないので、読書が苦手な人でも読み進めやすいものだと思いますよ。

私がこの本を手に取ったのは、ボストンコンサルティンググループの内田和成氏が推薦していたことがきっかけです。

「コンサルタント思考を身につけてね」と上司に言われ、コンサルタント思考についてもいろいろと教えていただきましたが、もっと自分でも積極的に身につけたいと思ったので、内田和成さんの書籍に手を伸ばしたら、いつの間にか羽生善治さんの書籍に行きついていましたね。これぞ羽生マジックか。って、違うか。

(羽生マジックが気になる方は将棋に詳しい方かGoogle先生に訊いてね。)

 

まぁ、前置きはともかく、

将棋ってその場の局面に80通りあるうちから、その場で有力な一手を選び抜く決断力が必要だそうです。

でも、その一手を決めるのに長考することは少ないそうです。
77手は捨てて、「これがよさそうだ」という2、3手に絞るそうです。

つまり「これで大丈夫だ」と確信を持っているわけではないそうです。言い換えれば、仮説を立てて、経験値と論理的思考で検証しているということでしょう。

(まさしく、この過程がコンサルタント思考と類似しているわけですね。)

そのような答えが曖昧な状況の中から「決断」するって相当なプレッシャーなのではないかと思います。

そのような一手一手が勝負の大きな流れを動かしてしまうという世界の中で戦っている羽生さんだからこそ語る「決断力」からは勝負に臨む姿勢を学ぶことができます。

何事であれ、最終的には自力で考える覚悟がないと、情報の山に埋もれるだけである。パソコンで勉強したからといって、将棋が強くなるとはいえないのである。

情報をいくら分類、整理しても、どこが問題かをしっかりとらえないと正しく分析できない。さらにいうなら、山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには、「選ぶ」より「いかに捨てるか」のほうが重要なのである。

とあるように、これまたコンサルタント思考に類似しており、「アタリをつける(≒目星をつける)」と近しいものですね。

また、羽生さんの幼い時の経験などを踏まえて語られている箇所もあるため、人材教育や生徒指導においても参考になる点もちらほらでてきます。

 最近の子どもは、教えてもらわないとうまくならない傾向があるとよく聞く。たとえば子どもに問題を出すと「まだ習っていない」からと、自分の頭で考えようとしない。

将棋の場合は特にそうだが、どの世界でも、教える行為に対して、教えられる側の依存度が高くなってしまうと問題である。将棋は、自分で考え、自分で指し手を決めていくものだ。誰かに教わってそれをそのまま真似たり、参考にしてやっていくことが習慣化してしまうと、局面を考える力は育たなくなってしまう。

どうしても強くなりたい、前進したい、そういう向上心が大本にあり、自分の頭で真剣に考え、ここだけはどうしてもわからない、解決の道が見いだせないというのであれば、師匠や先輩に相談することは決して悪くはないと思っている。だが、そうではなく、受け身の姿勢だけで教わるというのでは、集中力や思考力、気力といった勝負に必要な総合的な力を身につけることはできないだろう。要は本人がどういう姿勢で教わるかが大事だと思っている。

私は塾講師として勤務していたこともあり、この部分はとても共感したところでしたね。講師も生徒も「自立・独立」する心が必要なんでしょうね。まずは自分の頭でうんうん唸ることも大切なことなんでしょうね。

 

こんな感じに教育論としても人材マネジメントとしても学びのある一冊だと思いますので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

【今日の見せすぎ!】

自ら努力せずに効率よくやろうとすると、身につくことが少ない気がしている。近道思考で、簡単に手に入れたものは、もしかしたらメッキかもしれない。メッキはすぐに剝げてしまうだろう。

 

それでは、明日は例のベストセラーをご紹介いたしますので、乞うご期待!

f:id:Y-Takasugi:20190601011802j:plain

メモ書き例

 ↓内容がおもしろかったり、共感していただけた方は「本ブログ」をぽちっとしていただけたらと思います。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村