本日も「高杉の!読みすぎ!書きすぎ!しゃべりすぎ!(仮)」に遊びにきていただきましてありがとうございます!
お気づきの方も多いかと思いますが、読みすぎ記録No.03からサブタイトルをつけるようにしました。
問題提起とまではいきませんが、記事内容の核が分かりやすくなるのではないかという試みです。
こんな感じにトライ&エラーを繰り返しながら、質の高い記事を提供できるように頑張りますので、改善要求などがありましたら是非教えてくださいませ。
さて、本日ご紹介する書籍はこちら!
著書名:アウトプット大全
著者名:樺沢紫苑
出版社:サンクチュアリ出版
です。
私が購入したのは2018年10月だったのですが、
そのときは10万部セラーでありました。
現在2019年5月末時点では40万部セラーとなっているんですね。
実際に読んでみると、ここまでヒットしている理由がうなずけます。
著者は樺沢紫苑さん。精神科医だそうです。
そんな樺沢紫苑さんは、メルマガを毎日発行、Facebook毎日更新、YouTube毎日更新、毎日3時間以上の執筆、年2~3冊出版、新作セミナー毎月2回以上というアウトプット作業を数十年続けているそうです。
樺沢紫苑さんのビジョンは「精神医学、心理学をわかりやすくお伝えすることで、うつ病や自殺を減らしたい、病気を予防したい」というものだそうです。
そして、この書籍が書かれた理由として「おわりに」の中で次のように述べられております。
ひとりでも多くの人に、仕事や学業によるストレスや、人間関係の悩みから解放されてほしい。その重要な鍵が「アウトプット」だからです。
上記のように書かれているだけあって本書は、
ビジネスパーソンや学生、子を持つ親御さんなど多くの方の役に立つ本だと思います。
それでは、少し詳細ついてご紹介したいと思います。
本日のもくじ
1.どんな人にオススメなのか?
導入部分でも少し触れさせていただきましたが、
この「アウトプット大全」は次の方にオススメです。
- 資格試験に挑戦しようとしている学生やビジネスパーソン
- 仕事をより効率化したい方
- 文章や口頭で「伝える」ことが苦手な方
- 勉強ができるようになりたい方
- 勉強を効果的に教えたい方(塾講師や親御さん)
- 指導的立場にある方(課長・係長など)
にはとてもオススメできる一書です。
ここまで記載すると、世の中のほとんどに当てはまるのではないでしょうか。
だからこそ、それだけ幅広い層に受け入れられており、ベストセラーになっていることも納得いただけると思います。
2.この書籍の特徴
この「アウトプット大全」は80項目に分けて、成長を促進させるアウトプットを紹介しています。
その中でも大きく分けて、5章に分けてあります。
- アウトプットの基本原則
- 科学に裏付けられた、伝わる話し方
- 能力を最大限に引き出す書き方
- 圧倒的に結果を出す人の行動力
- アウトプット力を高める7つのトレーニング法
1章ではアウトプットによる効能について記載されています。
その中で、印象的な箇所を一部ご紹介します。
インプットだけでは、現実的な変化は何ひとつ起きません。
一方、アウトプットは「行動」です。アウトプットして初めて、現実世界に対して変化や影響を与えることができるのです。
本を100冊読んでも、まったくアウトプットしなければ、現実の世界は何一つ変化することはありません。
これは当たり前のことだと思うのですが、私自身、今までビジネス書を読んでみても「実行」に移すことは少なかったため、少し耳が痛い内容でした。
「実行」がともなって初めて現実世界を変えることができる・・・
「実行」の影響力については、前々回の記事「読みすぎ記録No.05【メモの魔力/前田裕二】」にも掲載しておりますので、お時間があればご覧ください。
2章では「話す」動作を伴うあらゆるアウトプットについて記載されています。
話すことだけでなく、「質問する」「断る」「叱る」などの細かいことにまで言及されていることも特筆すべき点だと思います。
この章はビジネスパーソンの方にはとりわけ有益な内容になっているのではないかと思います。
ここでも一部本書の内容を紹介させていただきます。
「叱る」とは、「失敗」や「好ましくない結果」に対するフィードバックです。結果として「気付き」を誘発し、「対策」を講じて、「行動」の変化が起こり、「自己成長」が促されるのです。(中略)
感情をぶちまける。憂さ晴らしのために叱るような叱り方(中略)。これは「叱る」ではなく「怒る」といいます。「怒り」、つまり感情的な暴力によって相手を支配しようとするやり方は、必ず反発を招きます。
これは、指導的立場にある方・指導される立場の双方に本当に意識していただきたいです。指導的立場にある方は、立場上、相手より地位や権限が強い方が大半だと思います。これが企業の場合は、一歩間違えれば不信感・反発を招き、人材の流出につながりかねません。
また、指導される立場の方は、「叱る」「怒る」の違いが分かっていれば、上司・先輩の主張の正当性が分かるため、必要以上に委縮する必要もないのです。
「また怒ってるわぁ」くらいで聞き流すことができるようになればいいのですから。
3章では「書く」動作を伴うアウトプットについて記載されています。
この章では主にビジネスパーソンの方に有益な章だと思います。プレゼン資料や企画書、メモの取り方などについての言及が多いからです。
4章ではアウトプットに必要な日常の姿勢について記載されています。
この章では「笑う」「泣く」「眠る」「チャレンジする」といった日常動作に伴う効能や姿勢に書かれているため、あらゆる人にとっておもしろい内容になっていると思います。樺沢紫苑さんが精神科医ということもあり、心理学の見地から述べている点も多くあります。
5章では1章から4章を踏まえて日常からできるアウトプットのトレーニング法について記載されています。
ネタバレをすると読む楽しみがなくなるため、多くは触れませんが、アウトプットのトレーニング方法では「日記を書く」「SNSを書く」「ブログを書く」など7つの方法が記載されてあります。
まさしく、このブログもアウトプットの練習になっているんですよね。
3.最後に
この「アウトプット大全」では難しいことも書かれていません。どれも単純なことです。
そのため誰でもとっつきやすいです。
記載されてあることを「実行」してみる。そして「継続」する。
この2点のみで本当に自己成長するためのものになると思います。
え?その「実行」と「継続」が難しいって?
大丈夫です。そのような方でも実践できる方法が紹介されていますから。
実際に私みたいに「ブログを書く」っていうことを行ったりしているわけです。
些細なことでアウトプットができるツールが周囲にありふれているていますので。(詳しくは「アウトプット大全」を読んでみてください。)
それでは、アウトプット大全を読んだ皆さんと一緒に多くのテーマについて語り合えるときを夢見ています。
次回は教育者・ビジネスパーソン向けの書籍をご紹介しますので、お楽しみくださいね。
↓その他の人気ブロガーさんの書評ブログも見れますので、よかったら覗いてみてくださいね。