高杉の!読みすぎ!書きすぎ!しゃべりすぎ!(仮)

読んだ書籍について紹介するブログ。時折、労働法関連についても役立ちそうなことを紹介します。

読みすぎ記録No.14【「人望力」の条件/童門冬二】~part.3~

はいさ~い!

本日も「高杉の!読みすぎ!書き・・・」に遊びにきてくださり、ありがとうございます!
(いつも読んでくださっている方は、「あ。こいつブログタイトル読み上げるのめんどくさくなっている」って思ってますか?すんません。)

 

さて、5回に分けて紹介している「人望力の条件」ですが、
今回で折り返し地点part.3に突入しました。

 

この本では「人望力」を5つの要素で分解しています。
①人間通
②世間通
③経済通
④影響力
⑤人間力
といったものです。

part.1では「影響力」について、
part.2では「人間通」についてご紹介しました。

こちらの記事に記載していますので、お時間のある方は見てくださいね。各記事5分~10分くらいで読み終わると思います。

www.takasugi-room.com

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あらためて、この「人望力の条件」がどのような方にオススメなのかをご紹介しますね。

 

こんな方にオススメ!
  • 会社などで指導職立場の方(係長・主任など)
  • 管理職の方(課長・部長など)
  • 経営者の方(取締役以上の方)
  • 学生対象に指導を行う方(教師・塾講師など)
  • 童門冬二さんを愛してやまない方
  • 歴史人物からビジネスを学びたい方
 
それでは、本日紹介するのは、人望力の要諦のひとつである「世間通」についてご紹介します。 
 
世間通 ー情報に通じる、時代を読むー
 世間通について、著者・童門冬二さんは以下のように記しています。
人望力の要諦の第二は世間通である。情報を集め、分析し、世間の事情に明るくなければ、先の時代を見通すことはできない。いまの時代を読み、これからを見る先見力がなければ、人はついてこない。世間通であってこそ、人は、その人のまわりに集まってくる。
そのうえで、「世間通」の章は3節に分けて構成されています。
第1節 情報を集める
第2節 情報を活用する
第3節 世間を読む
 
そして、この章は皆さんも一度は聞いたことがあるであろう人物のエピソードが盛りだくさんなんです。
吉田松陰、織田信長、坂本龍馬、徳川家康などが紹介されます。

どのエピソードも紹介したいのですが、
吉田松陰のエピソードを紹介しますね。
(どのエピソードも教師・ビジネスマンの参考になるかと思うので、めちゃくちゃオススメの章です!)
 
吉田松陰 ー社会問題を題材に人材教育を実施ー
吉田松陰と言えば松下村塾にて幕末の大人材を育て上げた教育者で有名ですね。
吉田松陰の薫陶を受けた人物では、高杉晋作・久坂玄瑞・伊藤博文・山形有朋・前原一誠・木戸孝允(桂小五郎)などが挙げられます。
 

ヅラじゃない!桂だ!(銀魂より)

なんて声も聞こえそうですね。
 
そのような人材を育てあげた吉田松陰の教育法とは?
そしてそれが今日のテーマ「世間通」とどのような関係があるのか?
これらを少し紐解いていきましょう。
 
吉田松陰って、今で言えば、「メモ魔」なんです。
いや、”超”がつくほどのメモ魔です。そして社会的事件などを見たり耳にしたものは全部メモしていったといわれています。それらをまとめた「飛耳長目録」と名付けるくらいです。
 

現代で言えば、SHOWROOM代表取締役の前田裕二さんみたいだニャ。

 

本当に前田裕二さんに匹敵するほどのメモ魔です。
余談ではありますが、前田裕二さんのベストセラー「メモの魔力」もとても有益な一書ですので、ぜひ読んでみてくださいね。内容はこちらを参考にしてみてください。

www.takasugi-room.com

 

しかも、吉田松陰は日本全国を歩き回って様々な情報を入手していました。
当時はテレビもラジオなどもないので、自ら全国を飛び回って情報収集する姿勢はとても凄まじい行動力であったといえるかと思います。

 

松下村塾では教材は決まったものがあるのではなく、
自分の先ほどのメモ書きが書かれている「飛耳長目録」を題材に、現在起きている政治問題や経済問題について一緒に議論しよう、というスタイルをとっています。
なぜ、このような形式をとるのかというと、松陰には教育についてある方針を持っていました。

 

それは、
「自分は君たちを教えるのではない。君たちと一緒に学ぶのだ」というスタイルである。
だからこそ、門下生に対する言葉遣いとしては、自分のことを「僕」と呼び、門下生のことを「君」と言っていた。
あくまでも門下生と自分は上下関係なのではなく対等の立場である、ということです。
さらには、「京都や江戸に行って、優れた人々と会い議論すべきだ。そして、必ずそのときの議論の内容を私に教えてほしい」とも告げています。

 

つまり、当時の江戸や京都は栄えている町だからこそ、情報の流通も多く、政治・経済の動きの中心地とも言えます。だからこそ、最先端の情報を入手することの大切さを言っているのでしょう。

 

このような姿勢を持っている松陰はアメリカ船が下田港に停泊していることを聞きつけると、小型船でアメリカ船に近づき、「ペリー司令官に会わせてほしい」というほどです。

当時は鎖国時代なので、このような行動に出るのは世間一般論として言えば”無謀”と言われてもおかしくないですね。

 

ちなみに、吉田松陰の開いた松下村塾。
開講期間は何年だと思いますか?

 

・・・

 

・・・・・

 

・・・・・・・

 

たったの2年なんです。
わずか2年の間に、今後の幕末を動かす人材を世に送り出すのです。

これは、松陰の教育方法がいかに優れていたのかを物語っているのではないでしょうか。

 

最後に
吉田松陰のように「情報」を追い求める姿勢は今にも通じるものがありますよね。
 
やはり「知っている」「知らない」はわずかな差にも関わらず、その後の対応や行動を大きく変えてしまう。
 
「知」は自らの身を守るための「盾」にもなります。
また、目標をつかみ取るための「剣」にもなります。
特に、変化の速い今の時代では情報をいかに握るか、活用するか、踊らされないかが勝敗を決することもあるかと思います。
 
そのために、積極的に情報を入手する努力は惜しまないようにしたいですね。
 
最後に、童門冬二さんのお言葉を引用して終わりたいと思います。この言葉は、ある社会研究機関が「あいまいな時代におけるリーダーは、どういう条件をもつべきだとお考えですか?」というアンケートの結果より述べたものです。

もっとも投票総数が多かったのは次の六つだ。
(一)先見力、(二)情報力、(三)判断力、(四)決断力、(五)行動力、(六)体力。
(中略)
何が一番大事かといえば、やはり「情報力」ではなかろうか。先を見るのも、判断するのも、決断するのも、行動するのも、すべて情報がもとになる。「ものごとはすべて、情報によってスタートする」といっていいのではなかろうか。情報力こそ世間通になるカギである。

 

それでは、次回は「経済通」についてご紹介したいと思います!

お楽しみに!

 

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