高杉の!読みすぎ!書きすぎ!しゃべりすぎ!(仮)

読んだ書籍について紹介するブログ。時折、労働法関連についても役立ちそうなことを紹介します。

読みすぎ記録No.15【「人望力」の条件/童門冬二】~part.4 お金の使い道~

どうも~、意識高すぎ高杉です!
本日も「高杉の!読みすぎ!書きすぎ!しゃべりすぎ!(仮)」に遊びにきてくださりありがとうございます!

昨日は「読みすぎ記録」ではなく、「しゃべりすぎ記録」として裁判例をご紹介させていただきました。

 読みすぎ記録を楽しみにしてくださっていた方には申し訳ありませんでした。
(え?誰も楽しみにしていないって?いいんです。読んでてくださる方が一人でもいれば(笑))

 

さて、本日も「人望力の条件」よりご紹介します。
もしかしたら、私のブログをはじめてご覧になる方もいらっしゃるかと思いますので、あらためて、本日の書籍についての概要をご説明いたします。

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この書籍「人望力の条件」では「人望力」というものを5つの要素で分解しています。
①人間通
②世間通
③経済通
④影響力
⑤人間力
といった具合です。この5つの要素を5回に分けて皆さんにご紹介しておりまして、本日が第4弾となります。
(ん?そろそろ飽きてきたって?あと1回で最終編ですから、もう少し辛抱してください。)
現在、①人間通、②世間通、④影響力に関してはすでにご紹介いたしましたので、お時間のある方もない方も以下をご覧いただければと思います。

www.takasugi-room.com

www.takasugi-room.com

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そして、今回は「経済通」についてご紹介いたします。

その前に、あらためて本書がどのような方にオススメなのかを記載しておきますね。 

この書籍がオススメの方は??
  • 会社などで指導職立場の方(係長・主任など)
  • 管理職の方(課長・部長など)
  • 経営者の方(取締役以上の方)
  • 学生対象に指導を行う方(教師・塾講師など)
  • 童門冬二さんを愛してやまない方
  • 歴史人物からビジネスを学びたい方

童門冬二さんは組織論という目線で書籍を書くことが多いことに加えて、とっつきづらい歴史用語も少ないため、読みやすい構成であるので、多くのビジネスパーソンになじみやすいので、是非とも手にとってみてください。

経済通 ー無駄を省く、生きた金を使うー
 
今回ご紹介する「経済通」に関して、童門冬二さんは以下のように記載しております。
人望力の要諦の第三は金銭通である。まず、無駄な死に金を使うことは節約しなければならない。だが、節約する以上にむずかしいのは、お金の使い方である。お金は使ってこそ生きてくるからだ。しかも、時代の流れに敏感であってこそ、経済通、金銭通であることができる、金銭通として、人の心をつかむお金の使い方ができてこそ、人が集まってくる。
では、どのようにお金を使えば「経済通」と言えるのでしょうか。
その内容を3節に分けて記載してあります。
第1節 節約する
第2節 斬新な経済感覚をもつ
第3節 時代を先取りする
 
この「経済通」の章では、豊臣秀吉・黒田如水・石田三成・増田長盛・長束正家などの歴史人物を通して紹介しています。
どのエピソードも経営者の方には参考になるかと思いますが、今回は石田三成のエピソードの一端のみをご紹介したいと思います。
 
石田三成のエピソード ~意味のあるお金の使い方とは?~
石田三成と言えば、名前くらいは誰しもが聞いたことがあると思います。
豊臣秀吉の右腕とも呼ばれる存在でした。
ある時、長雨の影響で、大阪の淀川の堤が切れ洪水が起こった。
そして、秀吉が堤を修復するように命じた際、石田三成が自ら挙手し、修復作業を担うことになる。
修復作業を行うにあたり、「河川に生息している葦を私にお譲りください」と申し出る。秀吉もこの申し出には不思議に思うんです。(この申し出の真意は後ほど紹介します。)
そのような中、石田三成にはある噂が流れていた。
「石田三成は部下である島左近に自分の給料の2分の1を与えている」という。
しかも、秀吉が石田三成に確認したところ、その噂は事実らしい。

それでは、石田三成はなぜ自分の給料の半分も島左近に渡していたのか。
 
ここが石田三成のすごいところです。
それは・・・・
 
「私があなた(=豊臣秀吉)からちょうだいする給与は、よい部下を養い、何があったときにあなたのためにお役に立つための費用です。子孫に給与の一部を残すようなのは、本当の武士ではありません」
皆さん、このようなことを言えますか?
これ、石田三成の考えも立派ですけど、そのように思わせる豊臣秀吉もなんと立派なことなんでしょうか。
言い換えれば「あなたに尽くすために給料をもらっている」って言っているのと同義ですからね。

このエピソードを聞いたとき、
私の学生時代にお世話になった就職課の方を思い出しました。
その方は営業職として勤務していたことがあるそうなのですが、
「給料のほとんどを顧客に関する情報や顧客にとって有益となる情報を収集するためのものに使用していた」そうです。
その甲斐もあってか、その方は営業成績においても常にトップクラスを走り続けていたそうです。
これに相通ずる話だと思いました。

余談ではありますが、その話を参考jに私もお給料の10%は仕事に関する書籍に充てるようにしています。
その甲斐もあってか、クライアントとは話が盛り上がることが増えたように感じます。
 
さて、話は石田三成の河川氾濫の話に戻しますが、
河川氾濫を鎮める手法が驚きです。
河川などが氾濫した際、土俵を用いるのは現代でも同じですよね?
しかし、石田三成はそれらを袋に土を入れる工程を待っているととても河川氾濫修復するのに間に合わないと考えます。
その結果、彼は城内にある米俵を土俵の代替品として用いるのです。
これだけだと、「あぁ、代替品に使ったんだな」と驚くことでもないのですが、
石田三成の聡明さを物語るのはこの次なのです。
当時のお米は生きるためのものでもあり、経済的価値を生み出す商品でもあったため、大変貴重なものでした。
防波堤を修繕中に「土俵をひとつ持ってきたものには、今積んである米俵一俵と交換する。米は濡れているかもしれないが、干せば食べられる。」
提案するんです。
半信半疑ながらも民は土俵を持っていく。
そして本当に米俵と交換される。
「石田三成様は嘘をつかない」ということが証明されたため、
次から次へと土俵が集まり、河川の修復は瞬く間に完成した、という内容です。
この話には続きがありまして、石田三成は城内の米俵を借りたため、その金額を支払うというんですね。
しかし、ただでさえ、島左近などの部下に自分の給料の大半を支払っているので、秀吉は「お前にそのようなお金はないだろう?」と言うんです。
しかし、三成は「お金は十分あります。」と返答。
実は、河川修繕の際に頂いた葦を売りさばいていたという。
当時は農民にとって、葦は屋根の材料として使われたりする貴重品のため、豊かな農民に売っていたそうです。
それを聞いた秀吉は三成に対して、より目を見張った。というエピソードです。

最後に
いかかでしたか?
 
お金って日本人の感覚からすると、
「お金のことを話題に出すと汚い」っていうイメージがまだ強い面があります。
しかし、それはお金を自分の私利私欲に使う人間に限られます。
 
大切なのはお金を「何のために使うのか」ということだと思います。
「お金はすべてじゃない」と聞いたことはありますよね?
これは一つの真理だと思います。
けど、お金がないとスケールのでかいこともできません。慈善事業も事業もできません。もっというと、自分の生活も家族の生活も守れません。
 
結局、お金が汚いのではなく、何のために使うのかという部分で現れる人間の心次第なんだと思います。
 
そういった意味でも、日本人の学校教育でもマネーリテラシーをもっと身につけた方がよいのではないかと、個人的には思います。
誰だって、「お金がたくさんある方がいいじゃん」って思うんではないでしょうか。

そういった意味で、経済通というのは、お金を「何のために使うのか」を明確にできる人のことを言うのだと思います。
そして、それが正しいことに使えば使うほど、人の共感を生み、人が寄り添ってくるのだと思います。
 
私自身、正直ケチです。自分だけに使う衣服や趣味の道具などはかなりケチります(笑)
しかし交際費はケチりません。それは、人との交流で得る刺激や情報、信頼関係は生涯有益なものだと思うからです。
お金を使って信頼と自己成長を得ているようなものです。
まぁ、私は石田三成みたいに社会的な力を持ち合わせていませんが、このスタイルで仕事の依頼を得たりしています。
 
「何のため」
これを徹底的に追及することは人生において大切なのだと思います。
 
 
あ。思わず真面目に語りすぎました。
気恥ずかしいので、最後はふざけます。
本音を言います。
 
 
あぁ、酒池肉林に溺れたい。
 
 
それでは、いよいよ次回「人望力」シリーズ最終回!
乞うご期待!