高杉の!読みすぎ!書きすぎ!しゃべりすぎ!(仮)

読んだ書籍について紹介するブログ。時折、労働法関連についても役立ちそうなことを紹介します。

【「めんどくさい」がなくなる脳/加藤俊徳】~脳のクセがあなたの人生を邪魔してた⁉~(読みすぎ記録#20)

本日も「高杉の!読みすぎ!書きすぎ!しゃべりすぎ!(仮)」にお越しいただきありがとうございます!

 

皆さんは「あ~めんどくせぇ」って思うことはありますか?
私はしょっちゅう思います(笑)
とはいえ、生きているとめんどくさいと思っても避けられないことってありますよね。
今回はその「めんどくさい」の原因を解析し、「よし!やろう!」とすぐに動く方法をご紹介します。

 

本日、ご紹介する書籍はこちら!

 

著書名:「めんどくさい」がなくなる脳
著者名:加藤俊徳(医学博士)
出版社:SBクリエイティブ

 

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このような方にオススメ!

  • 「めんどくさい」が口癖の人
  • 人付き合いが「めんどくさい」と思う人
  •  課題を先送りにしてしまう人
  • 新しいことに挑戦することが「めんどくさい」と思う人
  • 自己肯定感が低い人

 

加藤俊徳さんについて

加藤俊徳さんは医師であり、株式会社「脳の学校」代表者でもあります。 
肩書や功績はたくさんあるようです。
加藤俊徳さんのお人柄を紹介するには、本書から引用した方が良いかと思いますので、以下をご覧ください。

私が脳科学の道に進んだきっかけについて、少し触れさせてください。それは、医学部に進んで間もないころのことでした。
大学には「公衆衛生」という授業があり、そこで厚生労働省が毎年発行している「国民衛生の動向」を概観します。(中略)

死因のランキングには、ガンや心疾患が並びますが、何より私がショックを受けたのは、自殺者の多さでした。データを見れば、じつに交通事故による死者よりはるかに多くの人が自殺していたのです。(中略)

もともと「脳をもっと伸ばすにはどうしたらいいか」という関心は、14歳のころから持っていました。そこへ加えて、自殺者の多さにショックを受けたことも一つのきっかけとなり、私は脳科学を志すようになりました。

ケガや病気で死にかけている体を治すのは、内科や外科の領域です。

でも、仮に50歳の人に自殺願望があるとしたら、そう願う自分は、ケガや病気ではなく、過去50年分の自分の産物です。ただし、脳は変わります。つまり、これからの自分の蓄積次第で、そんな願望を抱かない自分を作っていくこともできるはずです。

このように、体はどこも悪くないのに、みずから「死にたい」と思ってしまう衝動をどうにかするには、それを生みだしている「脳」を診る必要があると考えたのです。(中略)

「めんどくさい」は、放置すれば、人生を邪魔する厄介者となる一方、有効利用すれば、自分の可能性を伸ばしてくれる「成長スイッチ」にもなります。

 また、「おわりに」では読者に対してこのようなメッセージを綴られています。

めんどくさがる自分を「ダメなやつだ」と責めていたあなたが「自分のせいじゃないんだ。脳のクセなんだ」と、一つ安心を得られたとしたら、それだけでも私は十分うれしいです。(中略)

一つだけ、声を大にして言いたいことは「めんどくさいは悪ではない」ということ。(中略l)

医者らしからぬ言葉かもしれませんが、「めんどくさくたって、いいじゃない」。これが最後に私からあなたへ贈る言葉です。

とあります。

私はあまり自己肯定感が高い方ではありません。しかし、この書籍に出会ってからは、周囲への不満が減りましたし、自己肯定感も高まったように感じています。

そのように思わせる一書であるのは、引用部分からも分かるように、加藤俊徳さんのお人柄によるものだと思います。

 

それでは、 本書の詳細についてご紹介します。

 

この書籍の特徴

本書は5章で構成されております。
第1章 脳はもともとめんどくさがり—「脳」の性格を知ろう 
第2章 「させられ脳」から「したい脳」へ—「めんどくさい」をなくす脳の強化法
第3章 欲張りでご褒美好きな脳のあやし方—その「めんどくさい」を有効利用しよう!
第4章 「めんどくさい人」と「めんどくさくない人」の違いとは?—人間関係の「めんどくさい」解消法
第5章 「めんどくさい」は脳の成長スイッチ—幸福脳は自分で育てられる

という内容で構成されております。

その中でも、第1章より、少しだけ抜粋してご紹介したいと思います。
前述したとおり、第1章では脳の性格について述べられています。
日常生活の中で「めんどくさい」と思うことはたくさんあるのではないでしょうか?
しかし、その「なぜめんどくさいと思うのか」という点について考えたことのある人は少ないのではないでしょうか。
本書では、その「めんどくさい」の原因を次の7つに分けております。

  1. 眠いとき、不機嫌なとき
  2. 不慣れなこと、不得意なことを求められたとき
  3. 「めんどくさい」がクセになっているとき
  4. 体がつらいとき
  5. 空腹のとき
  6. スイッチを入れるとき
  7. 「めんどくさい人」に出会ったとき

と紹介しております。

1つめの「眠いとき、不機嫌なとき」について。
脳の酸素不足の状態が続いており、低覚醒のためだといわれております。そのため、本当はたいしたことでもないのに、だた「眠い」というだけで、人は不機嫌になり、脳は「めんどくさい」と反応してしまう。
これは誰もが経験したことあると思います。

 

2つめの「不慣れなこと、不得意なことを求められたとき」について。
脳は約120分野に分かれており、8つの分野に分類されるそうです。加藤さんは分かりやすく「脳番地」という表現を用いております。
その内訳は、
「思考系」脳番地・・・「考える」を担当する
「運動系」脳番地・・・「動く」を担当する
「感情系」脳番地・・・「感じる」を担当する
「理解系」脳番地・・・「入ってきた情報を理解する」を担当する
「伝達系」脳番地・・・「人に伝える」を担当する
「記憶系」脳番地・・・「覚える」を担当する
「聴覚系」脳番地・・・「聴く」を担当する
「視覚系」脳番地・・・「見る」を担当する
といった8つであり、これらは人によって発達ぶりが異なるそうです。
だから人それぞれの得意・不得意が分かれるようです。
加藤さんはこれを「脳の個性」と称しています。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、不慣れなことや不得意なことを求められたときに脳はサクサク処理することができず、負担に感じます。
だから、そのときに「めんどくさい」と感じるそうです。

 

3つめの「めんどくさいがクセになっているとき」 について。
これは脳が習慣性の高い器官であることから起因しているそうです。私たちがい反復練習することで、物事が上達していくのもこの習性のおかげだそうです。
脳は一度「めんどくさい」というイメージが定着して、脳内に「めんどくさい」回路ができあがると、本当はそれほどめんどうではなくても、すぐに「めんどくさい」回路が働きやすくなり、新たなイメージを上書きすることが難しくなるそうです。

 

4つめの「体がつらいとき」について。
本来、「疲労」や「不調」というものは「めんどくさい」とは関係ないもの。
しかし、「疲労」「不調」は体を休ませてというSOSのサインであるにも関わらず、適切に処理できていないと、脳はその状況に対して正しい判断ができなくなるため、「めんどくさい」と判断してしまうそうです。

 

5つめの「空腹のとき」について。
これは皆さんも経験的にお分かりかと思います。
1つめと同様に脳内に酸素が足りないときですね。脳を動かすエネルギーが足りていないため、「めんどくさい」と思ってしまいます。

 

6つめの「スイッチを入れるとき」について。
いわゆる重い腰を上げるとき、ですね。皆さんも「皿洗いしなきゃ」とか「議事録作らなきゃ」とか、やらなくてはいけないことをわかっているのに、なかなかやる気になれないとき。まさしく、脳も同じように「めんどくさい」と思ってしまうようです。
その脳が立ち上がるときの「めんどくさい」は3つに分けられるようです。

  1. 手順が分からない場合
  2. 融通を利かせなくてはならない場合
  3. 現実と自分の気持ちにギャップがある場合

ちなみに私が転職した最初は、この中でも1と2によってよく「めんどくさい」と思うことがありました。(新人なのに申し訳なかったと今では思います(笑)) 

 

そして最後に7つめの「めんどくさい人に出会ったとき」について
「めんどくさい人」と思われる人の特徴として「めんどうを見てほしい人」と言えるから。すなわち、周囲に余計な頭を使わせる人のことですね。
皆さんも一度は経験があるかと思います。「なんかわかんないけど、この人イライラしてるから気を付けなきゃ」とか「よくわかんないところで怒ってる」とか。
こういう人は「よくわかんないけど、気を付けよう」と思わせる、言い換えれば、余計な思考を強いられるから「めんどくさい人」とみなされるわけです。
なので、このような人と接したり、何か頼まれたりしたら「めんどくさいかも」という脳のアラームが鳴ってしまうわけです。
余談ですが、私は転職により3つの会社を経験していますが、私より上の立場の人で、まさしく「めんどくさい人」に出くわしているため、どこにもいるんじゃないかと思っております。(それとも私の器が小さいのか?)

と、第1章だけでも有益な情報が詰まっております。 

 

実践例

私はこの書籍を読んでから、主に2つのことを実践しました。その点についてご紹介したいと思います。

  • 「めんどくさい」の原因を追究すること
  • 脳番地の違いを意識すること

先ほどの「第1章」を踏まえたうえで、加藤さんはこのように述べております。

「めんどくさい」アラームは、どれも脳の正直な反応といえますが、放っておいては、動けないままです。動けないままでは何も前に進まないし、動かない。つまり、自分の能力も未来も広がりません。
今、自分が感じている「めんどくさい」は、どんな「めんどくさい」なのか?
漠然と感じている「めんどくさい」の正体を明らかにし、きちんと取り扱ってあげることが、脳を伸ばし、より可能性に満ちた人生を送ること糸口になる。 

とおっしゃっています。

 

そこで、1つめの「めんどくさいの原因を追究すること」 についてご紹介します。

さきほど少し触れたのですが、私が「めんどくさい」と感じるのは、
物事の手順や目的が分からないとき、
めんどくさい人に出くわしたとき、
の割合が高いです。
そのため、社内でも新たな仕事を振られたときなど、「とりあえずやっといて」といった丸投げタイプの先輩・上司にはかなりのストレスを感じていました。納期などは確認するものの、どこまでのクオリティを求めているのか(顧客に見せる資料なのか、社内での検討用資料なのか)、どのような背景がある案件なのか、といったことは一切伝達されません。
そのため、こちらから質問するものの、イライラしている様子がこちらには伝わってきていました。(しかも明確な回答は得られず。)

そのようなこともあり、この人からの依頼は「めんどくさい」と思っていました。何よりもストレスが大きかったですね。今振り返ってみると、それは、自分の「めんどくさい」の原因が分からなかったから。

そのため、この書籍に出会ってからは「今、自分がめんどくさいと思っている。何がめんどくさいんだろう?」「そうか。手順が分からないからか。では、その点を具体的に掘り下げてきいてみよう。」といったように気持ちの余裕が生まれるようになりました。

とはいえ、先ほどの件に関しては、相変わらず明確な回答が得られないので、こちらは大変でしたけども。

そこで、2つめの「脳番地の違いを意識すること」を実践しました。
本書で加藤さんは次のように記載していたんです。

人は、自分の脳番地の発達具合と人の脳番地の発達具合は異なるということに、なかなか想像が及びません。(中略)

たとえば、言葉で伝えるのが得意な人は、人にも言葉で的確に伝えることを求めます。それができない人を見ると、「なんて説明が下手なんだろう」「どうして、もっとわかりやすく伝えられないんだろう」「語彙が少なくて、バカっぽい」などとイライラしてしまいます。(中略)

でも、その発し手は、言葉こそ乏しくても、表情で多くを語っていたのかもしれません。受け手が「わかりにくい」と思ったのは、発し手の伝達が下手だったからではなく、受け手の発達していない脳番地に向けて伝達していたから、という可能性もあるということです。(中略)

自分が発達していない脳番地に情報が送られてきても、即座に拒否せず、なるべく理解するように努めよう。

とあります。この考えを取り入れるようになって、コミュニケーション上においてのモヤモヤしたストレスはかなり軽減されました。

掴みどころがない「めんどくさい」が具体化されたことによって対応策が見えてきた、ということです。

この方法は本当にオススメなので、皆さんも意識してみてください。

 

最後に

本書は「めんどくさい」の正体がつぶさに紹介されています。

何より、今まで「自分の性格のせいで」という悲観的な視点がある人にとっては「自分の脳のクセなんだ。だから改善できる」という自信を持たせてくれる一書だと思います。

そのため、ぜひ、皆さんにも読んでいただけたらと思います。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!